円をNZ$に両替するときは日本国内よりNZ国内のほうがレートがよいので、日本で円をNZ$に両替して持ち込むよりも、日本円を円のままNZ国内へ持ち込み、現地で両替したほうが多くのNZ$が手に入ります。
NZ国内で円をNZ$に両替するときにも、そのお金の形態により異なるレートが適応されます。
長期滞在するならば現地の口座を開設するのがよいと思われます。NZにはANZ・ASB・Bank of New Zealandなど、いくつかの大きな銀行があります。僕はANZに口座を開きました。
銀行内で案内係に"I want to open my new account."というと、預け入れなどの窓口とは異なる部屋に案内されました。予約だけして別の日となることもあるようです。口座の種類がやたらに豊富なので、ちょっと混乱するかもしれませんが、別に難しいことはないと思います。口座開設に必要なものはパスポートと初期預金$50だけでした。
ANZ銀行のEveryday Banking向け小切手口座(Check Account)は次の3つ。これらの口座は手数料が安いかわりに利息はつきません。
ANZ Everyday Banking Solutions | |||
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ANZ Control | ANZ Freedom | ANZ Thrifty | |
口座維持費 | 無料 | $15.00/month | Free |
ATM・EFTPOS手数料 | 60c | 無料 | 10回まで無料。11回目以降1回$2 |
窓口手数料 | $1.00 | 無料 | $3 |
小切手 | 可 | 可 | 不可 |
備考 | 平均残高が$5,000以上だと手数料は無料 | 平均残高が$5,000以上だと口座維持費は無料 | 一人一口座のみ |
利息を求めるなら普通預金口座(Saving Account)か定期預金口座(Term Deposit Account)。NZは日本と違い数%の金利があるそうなので、これらの口座もあわせてつくるとよいのかもしれません。
円を日本からNew Zealandに送金する場合、日本国内よりNZ国内のほうが両替レートがよいため、日本で円→NZ$の両替をせずに円を円のままNZへ送金したほうが多くのNZ$が手に入ります。この円送金は自分で行うことが簡単にできますが、この円送金を代行している業者もいくつかあります。
私は業者のサービスは利用しませんでしたが、内容(手数料とレートなど)をよく確認の上、利用してもよいと思います。EASTWINDは利用するメリットが見あたりませんが、KVBは利用しないメリットが見あたらないように思います。
現地で円建ての口座を開設することができれば、日本からその口座へ直接送金でき、さらに円のままお金をキープできます。レートをみながら両替ができ、両替レートも一番よい電信送金レートとなるのでとても便利かつ有利ではないかと思い、開設にトライしました。
円の口座からNZ$の口座へ電信送金兼両替するときの手数料(ANZは無料)などについては要確認。
円建ての口座とはForeign Currency Accountになりますが、このForeign Currency AccountにはCall AccountとTerm Deposit Accountが存在するようです。Call Accountではいつでも引き出しができ、Minimmum Balance(最低預金残高)も必要ありませんが、口座の維持に手数料が必要となります。Interest(利息)もよくありません。Term Deposit Accountはいわゆる定期預金みたいなものと思われ、口座の維持に手数料は必要ありませんが、Minimmum Balanceがあり、かなりの額を預ける必要があります。
作者はTerm Depositに十分な円を持っていなかったし、毎月Call Accountに口座維持費を払ってまで円の口座を持つ必要はないと考えたのであきらめましたが、大量の円を持っている人、日本から円を受け取りたいがレートが悪いので全部を両替したくはないという人は考えてもいいかもしれません。円の口座からNZ$の口座へ電信送金兼両替するときの手数料(ANZは無料)などについても確認したほうがよいと思います。